本記事は「CCNPには種類がある!?種類別に簡単に解説!」について解説させて頂きます。
CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、Cisco Systemsが提供するプロフェッショナルレベルのネットワーク資格です。
ネットワークエンジニアとして実務レベルのスキルを証明するもので、設計、構築、運用、トラブルシューティングなどの高度な知識が求められます。
CCNAの上位資格として位置づけられ、多くのエンジニアがキャリアアップのために取得を目指しています。
そんなCCNPには種類があります。
今回はそのCCNPの種類について簡単に解説していきます。
- Enterprise:ネットワークの設計・実装・運用に焦点を当てている
- Security:ネットワークセキュリティの専門
- Data Center:データセンターインフラの設計・運用に特化
- Collaboration:音声・ビデオ会議、Webexなどのコラボレーションツールに焦点
- Service Provider:コア技術(アーキテクチャ、サービス、ネットワーキングなど)
- 認定はコア試験・コンセントレーション試験の2つに合格する必要がある
- 試験費用は2つの試験合わせて10万円ほど
- 学びたい分野や求められる領域を学習するのがおすすめ

どんなモノがあるんだろう!?

教えてください!
CCNPの主な種類一覧
CCNPは複数の専門分野(トラック)に分かれており、主な種類は以下の通りです。
CCNPの種類:Enterprise
最も人気の高いトラックで、ネットワークの設計・実装・運用に焦点を当てています。
ルーティング、スイッチング、ワイヤレス、SD-WAN、自動化などの幅広い技術をカバーします。
- 対象者
一般的な企業ネットワークを扱うエンジニア - 試験構成
コア試験・コンセントレーション試験 - 特徴
柔軟性が高く、選択するコンセントレーションで専門性をカスタマイズ可能
2026年以降、無線関連のコンセントレーションが一部CCNP Wirelessに移行する可能性がありますが、Enterpriseはコアルーティング・スイッチングを中心に継続します
| 試験の種類 | 試験コード | 説明 |
|---|---|---|
| コア試験 | 350-401 ENCOR | 企業レベルのネットワークのコア技術に焦点 |
| コンセントレーション試験(選択) | 300-410 ENARSI | アドバンスルーティングとサービスの実装 |
| 300-415 ENSDWI | SD-WANソリューションの設計・設定・管理 | |
| 300-420 ENSLD | 企業ネットワークの設計 | |
| 300-425 ENWLSD | 無線LAN設計 | |
| 300-430 ENWLSI | 無線LANの実装 | |
| 300-435 ENAUTO | オートメーションとプログラマビリティ |
CCNPの種類:Security
ネットワークセキュリティの専門資格です。
ファイアウォール、VPN、侵入検知、クラウドセキュリティなどのスキルを証明します。
- 対象者
セキュリティエンジニアやSOC運用担当者 - 試験構成
コア試験・コンセントレーション試験 - 特徴
サイバー脅威が増加する中、需要が高いトラック。
別途CCNP Cybersecurityという関連資格も登場していますが、Securityはインフラ寄りのセキュリティに特化
| 試験の種類 | 試験コード | 説明 |
|---|---|---|
| コア試験 | 350-701 SCOR | セキュリティのコア技術に焦点 |
| コンセントレーション試験(選択) | 300-710 SNCF | セキュアネットワーク設定とファイアウォール |
| 300-715 SISE | セキュリティIDエンドポイントとアクセス制御 | |
| 300-720 SESA | セキュアなメールソリューション | |
| 300-725 SWSA | セキュアなWebとアプリケーション | |
| 300-730 SVPN | セキュアなVPN実装 | |
| 300-735 SAUTO | セキュリティオートメーション |
CCNPの種類:Data Center
データセンターインフラの設計・運用に特化した資格です。
ストレージネットワーク、コンピューティング、仮想化、ACI(Application Centric Infrastructure)などを扱います。
- 対象者
データセンター運用・構築エンジニ。 - 試験構成
コア試験とコンセントレーション試験 - 特徴
AIワークロード対応のアップデートが2025年にあり、高性能データセンター技術に強い
| 試験の種類 | 試験コード | 説明 |
|---|---|---|
| コア試験 | 350-601 DCCOR | データセンターのコア技術に焦点 |
| コンセントレーション試験(選択) | 300-610 DCID | データセンターのインフラ設計 |
| 300-615 DCIT | データセンターのインフラトラブルシューティング | |
| 300-620 DCACI | CiscoのACI(Application Centric Infrastructure) | |
| 300-625 DCSAN | ストレージエリアネットワーキング(SAN) | |
| 300-635 DCAUTO | データセンターオートメーションとプログラマビリティ |
CCNPの種類:Collaboration
音声・ビデオ会議、Webexなどのコラボレーションツールに焦点を当てたトラックです。
クラウドとオンプレミスのハイブリッド環境に対応。
- 対象者
Unified Communicationsエンジニア - 試験構成
コア試験・コンセントレーション試験 - 特徴
2026年2月からクラウド対応が強化され、Webex中心のコンテンツが増加
| 試験の種類 | 試験コード | 説明 |
|---|---|---|
| コア試験 | 350-801 CLCOR | コラボレーション技術のコア知識に焦点 |
| コンセントレーション試験(選択) | 300-810 CLICA | シスコのコラボレーションアプリケーション |
| 300-815 CLACCM | コラボレーションの呼び出し制御とモビリティ | |
| 300-820 CLCEI | シスコのコラボレーションエンドポイント | |
| 300-825 CLCNF | シスコのコラボレーション会議ソリューショ |
CCNPの種類:Service Provider
サービスプロバイダー向けネットワークのコア技術(アーキテクチャ、サービス、ネットワーキング、自動化、QoS、セキュリティなど)に特化。
- 対象者
通信事業者やISPのネットワークエンジニア - 試験構成
コア試験・コンセントレーション試験 - 特徴
MPLS、セグメントルーティング、VPNサービスなどの先進技術をカバー
需要が高いキャリア分野
| 試験の種類 | 試験コード | 説明 |
|---|---|---|
| コア試験 | 350-501 SPCOR | サービスプロバイダーネットワークのコア技術に焦点 |
| コンセントレーション試験(選択) | 300-510 SPRI | サービスプロバイダールーティング |
| 300-515 SPVI | サービスプロバイダーVPNソリューション | |
| 300-535 SPAUTO | サービスプロバイダーオートメーションとプログラマビリティ |

こんなに種類があるんだね!
CCNPの受験料について
2026年現在の日本での受験料(税込、Pearson VUE経由)は以下の通りです。
- コア試験
約57200円 - コンセントレーション試験
約42900円 - 合計
約100100円(1回の受験で合格した場合)
料金は為替レートや改定により変動する可能性があります。
再受験の場合も同額がかかり、Cisco Learning Creditsを使った割引や企業スポンサーによる負担が可能なケースもあります。
2回目も同額を支払うのは大変だと思うので、1回で受かるように準備をしましょう。
最新の正確な料金はCisco公式サイトまたはPearson VUEで確認してください。

高いですね。
CCNPの試験構造:試験の違い
CCNPの試験の違いは下記の通りになります。
- コア試験
各トラックの基盤となる共通の必須知識を問う試験です。
エンタープライズネットワークのコア技術(アーキテクチャ、仮想化、インフラ、ネットワークアシュアランス、セキュリティ、自動化など)を幅広くカバーし、すべての受験者が必須で合格するものです。
コア試験単独の合格でCisco Specialist認定が一部取得可能になる場合もあります。 - コンセントレーション試験
専門分野に特化した選択式の試験です。
自分の興味や業務に合わせて複数の選択肢から1つを選び、深い専門性を証明します。
これにより、CCNP認定をカスタマイズできます。
この構造により、共通の基盤スキルと専門スキルをバランスよく習得できます。
2試験に合格する必要があるので難易度は高くなりますね。

難しそう!
CCNPを取得するメリット
CCNPは実務指向が強く、取得により以下の利点があります。
- キャリアアップ
ネットワークエンジニアの年収アップや上流工程(設計・構築)への移行が期待できます。 - 専門性の証明
特定のトラックを選択することで、市場ニーズに合ったスキルを示せます。 - 有効期限と更新
認定は3年間有効。Continuing Educationプログラムで更新可能。
会社によっては資格手当やCCNPを持っていないと上流工程に参画出来ない場合もあるようです。
また、とある現場ではCCNPの知識は当たり前いった現場もあるようです。
高みを目指す、単価を上げて収入を増やそうと思ったら求められる知識も自ずと上がります。
そのような案件に参画したい、年収を上げたい、高い知識を習得したい方は積極的に取得しても良いでしょう。

資格手当は良いですね!
参画出来る現場が変わってくる
先述していますが、CCNPを保持しているかどうかで参画出来る案件が変わってくるようです。
良い案件に参画出来るかは運要素が強いと言われているIT業界ですが、私の友人はCCNAのみでCCNPを保持していなくても上流工程の案件に参画しています。
一方でCCNPがないとダメな企業も中にはあるようで、私が勤めている企業は取得していないと上流工程の案件を紹介してくれません。
CCNPだけでなく、Lpicなどの資格も取って転職して上流工程に参画し働きながらCCNP相当の知識を蓄えてつつ勉強し、試験受けたら良い気もします。
その方が年収もより上がって良いでしょうし。
資格手当は企業によって変動しやすいので、一度確認してみるのも良いでしょう。

僕は転職するかな笑
どのCCNPを選ぶべきか?
CCNA取得後や一般企業ネットワークを目指すならEnterprise、もしくは学びたい分野や求められる領域を学習流のでも良いでしょう。
セキュリティに興味がある場合はSecurity、データセンター運用ならData Center、自動化の未来志向ならAutomationが適しています。
自分の業務内容や将来のキャリアプランに合わせて選択しましょう。

その方が良いですね!
【まとめ】CCNPには種類がある!?種類別に簡単に解説!
本記事は「CCNPには種類がある!?種類別に簡単に解説!」について解説させて頂きました。
CCNPにはEnterprise、Security、Data Center、Collaboration、Service Providerの計5個の資格があり、それぞれ種類別に学べることが違います。
ご自身が学びたい分野、業務で求めらているスキルで勉強する資格を選べると良いでしょう。
あなた様の勉強、業務がうまくいくことを願っています!

頑張ってください!

私も頑張ります!

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